| 管理番号 | 24 |
| 年度 | 1998年 |
| 研究テーマ | 霧多布湿原における自然環境の経済的価値評価 |
| 研究者名 | 吉村哲彦 |
| 所属 | 京都大学大学院情報学研究科 |
| 分類 | 環境経済 |
| キーワード1 | 環境 |
| キーワード2 | 経済 |
| キーワード3 | |
| キーワード4 | |
| テキスト | 24 平成10年度 霧多布湿原における自然環境の経済的価値評価 吉村哲彦 要旨 霧多布湿原は我が国で3番目に大きな湿原であり、その自然環境は浜中町だけでなく北海道あるいは全国の人々に恩恵、を与えていると想定される。その自然環境の経済価値を評価することは湿原の保全にとっても有効で、あろう。本研究では環境評価の一手法であるCVM(仮想評価法)を用いて霧多布湿原の自然環境の経済的価値を評価した。二段階二項選択法によってアンケート調査を行った結果、1人年間の支払意志額は2,569円(中央値)となった。その結果に基づいて霧多布湿原の経済価値を評価したところ、訪問者、浜中町民、北海道民、日本国民にとっての価値は、それぞれ10億3.000万円、2,000万円、146億円、3,226億円という結果になった。本研究の結果、霧多布湿原の自然環境の経済価値は、釧路湿原とほぼ同等の高い価値を有することが明らかになった。 |
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