管理番号 | 17 |
年度 | 1997年 |
研究テーマ | 泥炭層中の津波堆積物~霧多布湿原における産状~ |
研究者名 | 西村裕一 |
所属 | 北海道大学大学院理学研究科付属地震火山研究観測センター |
分類 | 地質学 |
キーワード1 | 地質 |
キーワード2 | |
キーワード3 | |
キーワード4 | |
テキスト | 17 平成9年度 泥炭層中の津波堆積物-霧多布湿原における産状- 西村裕一 はじめに 北海道東部の太平洋岸は,かつて十勝沖地震津波(1952年)やチリ地震津波(1960年)で大きな被害を経験している.しかし,同地域は古文書記録が乏しく,歴史時代の津波について知るためには,津波の堆積物を探すしか方法がない.著者らは,これまで北海道各地において,土壌や砂丘砂中における津波堆積物(津波により陸上に運ばれて堆積した石や砂)の分布とその産状を調べてきた.その結果,津波堆積物は海から離れるにしたがい層厚と平均粒径が徐々に減少するなど,特徴的な分布や層相を示すこと,またこれらの特徴は地層中によく保存されていること,などがわかってきた(西村・宮地, 1994;Nishimura and Miyaji,1995).ここでは,これまでに得た結果をふまえ,主に泥炭地からなる北海道東部の湿原地帯において津波堆積物の調査を実施した. |
ドキュメント | ダウンロード (2.43 MB) |