霧多布湿原学術研究支援成果データベース

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管理番号62
年度2005年
研究テーマ浜中町における塩湿地植物群落の調査及び立地環境についての研究
研究者名内山博之
所属斜里町峰浜小学校
分類植物生態学
キーワード1
キーワード2
キーワード3
キーワード4
テキスト62 平成17年度
   浜中町における塩湿地植物群落の調査及び立地環境についての研究 内山博之
はじめに
塩湿地がある霧多布湿原は、厚岸道立自然公園の中にあり、釧路と根室の中間に広がる太平洋に面した3,168haの湿原である。霧多布湿原は、花の湿原と呼ばれているほど300~400種を超える花々が季節を彩る。霧多布湿原の大部分はミズゴケの泥炭地であり、湿原の中央部8㎢は1992年(大正11年)10月12日に「霧多布泥炭形成植物群落」として国の天然記念物にも指定されている。伊藤浩司氏が霧多布湿原の琵琶瀬で塩湿植物の一つであるアッケシソウ( Salicornia europaea L.)1963年に確認されている。浜中町の塩湿地として主に海水が侵入する場所については、霧多布湿原、火散布沼、藻散布沼、幌戸沼や恵茶人沼など海岸部に多くみられ、塩湿地植生群落を形成している。特に絶滅危惧種となっているアッケシソウ群落を中心とした塩湿地植物群落について詳細な分布調査が必要と考え調査を行った。
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