管理番号 | 16 |
年度 | 1997年 |
研究テーマ | 霧多布湿原周辺域の水質と地下水・土壌組成 |
研究者名 | 斉藤寛朗 |
所属 | 北海道大学大学院工学研究科 |
分類 | 環境科学 |
キーワード1 | 水質 |
キーワード2 | 土壌 |
キーワード3 | |
キーワード4 | |
テキスト | 16 平成9年度 霧多布湿原周辺域の水質と地下水・土壌組成 斉藤寛朗 目的 湿原には、貴重な自然生態系が残されている。この湿原は、これまで農地として開発され、その広大な面積は減少の一途を辿ってきた。しかし最近は、貴重な動植物を将来に残すための保全運動が市民団体から生まれつつある。特に、全国の80%の湿原が存在する北海道では、その保全が重要な行政的な課題となってきた。また湿原は、気象や水文状況として、さらに生物の生息環境などとして、周囲の環境に様々な影響を与え、特色ある地域を形成してきた。湿原周辺地域の環境維持のためにも、湿原の保全が重要になってきた。筆者らは、この湿原の保全を念頭に、その基礎調査として湿原地下水の水質を調査してきた。(本シンポジウム、1994)。水質は土地開発の影響を受けやすく、また植生に直接影響すると考えられるからである。今回は、北海道の東部に広く位置する浜中町の霧多布湿原を対象に、湿原地下水の水質特性を明らかにするとともに、湿原流出河川とこれからの河川が流入する海域の水質を調査し、湿原の周辺水環境に与える影響について考察した。 |
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